英語を自分のものとするためには、繰り返して記憶にすり込んで行く必要がありますが、その具体的な方法を以下の記事を参考にご紹介します。
出典:基本にして最強の「繰り返し勉強法」3つ。勉強エキスパートはこうやって復習している!
3つの効果的な繰り返し勉強法を紹介
1 計画的に4回繰り返す
1回め:勉強を「終了する直前」に3分間
2回め:最初に勉強した日の「翌日の朝」に5分間
3回め:最初に勉強した日から「1週間後」
4回め:試験前日などの「本番直前」
1回目は細かい所は気にせず、全体像を把握する
2回目は翌朝に5分間で細かい所も頭に入れます。一回目に全体把握しているので理解しやすく正確な情報が頭に残る。
3回目は1週間後が目安、問題集などを使って記憶を完璧にしていく段階、更に1週間後に復習をプラスしても良い。
四回目は試験の直前に行う、教科書や問題集の目次から試験の重要な箇所や自分が忘れているところを集中して復習する。
2.「1:5の期間で5回」繰り返す
「勉強」から「最初の復習」までの期間:「最初の復習」から「試験」までの期間=1:5にして、5回復習する。
2008年にScience誌へ掲載された、パデュー大学心理学教授Jeffrey D Karpicke氏らの研究から。それによれば、5回以上復習しても、記憶の定着度はそれほど変わらない
試験までの期間が30日あった場合、「1:5」=「5日:25日」となり、最初の復習は5日目に行い、その後25日の間に4回復習するという方法。
3.「速く薄くを3回」繰り返す
世界記憶力選手権では日本人初「記憶力のグランドマスター」の称号を獲得した池田義博氏による「3サイクル反復速習法」
世界史の勉強で例えると
いつもの勉強法
「ルネサンス~大航海時代~アメリカ大陸の発見……」と全範囲を3周勉強する
⇒とても時間がかかるうえ、負担が大きい3サイクル反復速習法
「ルネサンス」
→「ルネサンス~大航海時代」
→「ルネサンス~大航海時代~アメリカ大陸の発見」
→「大航海時代~アメリカ大陸の発見~……」
のように、進んでは戻りながら先へ進んでいく
⇒比較的楽に、各単元を3回ずつ繰り返して勉強できる
心理学の「分散効果」で数回に分けて記憶することで、内容が定着しやすくなるという心理学上のテクニックを利用して記憶する方法で速く薄く3回繰り返す方法です。
以上3種類の方法についてまとめてご紹介しました。
私の個人的なお勧めの方法は3に近く、私の実践している方法を以下にご紹介します。
例えばTOEICの模試形式の問題集を使って勉強している場合ですが、
①模試を解いて、間違えたところ含めて全て復習して理解します。
②次に、記憶を定着させるために、大量に、速く読むことを毎日続けます。問題の最初から最後までを丸暗記することを目標に、解説含めてすべて目を通します。
1日に読む量は例えば50問を一気に読みます。TOEICは全部で200問ありますので、50問づつであれば、4日間で模試1回分を完了して、5日目にまた最初の50問に戻ります。
時間が取れる方は100問を1日で目を通し、2日目に次の100問に目を通してください。3日目には最初の100問に戻りますので、記憶の定着はこちらの方が早いです。
③1日に50問読んだ場合、1か月(1つの模試を5周)立つ頃にはすべて頭の中に入ります。
基本的には黙読でOKです、慣れてきた後半は音読してみても良いと思います、記憶に定着しやすくなりますしアウトプットの練習にもなります。日本語環境の中で生活していると、英語に触れる機会は基本的には無いので、意識的に毎日英語に触れることも大事です、英語力を上げたいと思っている方は参考にしてみてください。「大量に、速く、繰り返す」ことが英語学習には効果絶大です。
以上、 英語を自分のものとするためには、繰り返して記憶にすり込んで行く必要がありますが、その具体的な方法をご紹介しました。
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