英語を話せるようになるには、長い時間が必要です。日本人の場合2200時間必要で、大卒の人であれば学校の勉強時間を差し引くと、1000時間の勉強時間が必要と言われています。1000時間と言うと、1日1時間で2.7年かかることになります。ここでは英語を話せるようになるためのコツを以下の記事をまとめてご紹介します。
英語が話せるようになるにはマインドセットを変えよう
・「英語を話す」の概念を変える
・間違いは「恥」と考えない
・英語が話せないのを「環境」のせいにしない
子供が母国語を話すまでのステップを考えると、片言であっても「聴く→覚える→覚えたことを使う」で会話できるようになっている。片言でも良い、Go swimとかGet it とか言葉なので伝わることを目的として、話してみて、その中で相手の使う表現を身につけていくことができる。
日本人が話せないのは根底に「恥」の文化があり、間違え事を「恐れる、恥ずかしい」と感じてしまうから、しかし、非英語圏の多くの人は間違えを気にしない、伝えることこそ大事と考えているから。間違いを「恥」という価値観を捨てるべき。
海外に居ないと英語が上達できないということはなく、常に自分を「英語モード」にしておくことで英語は上達が可能。例えば、電車に乗っている時に周囲の人を英語で表現する等。知らない表現があれば調べて覚えていくことで、語彙をかなり増やせる。
英語が話せるようになるには「情熱」を燃やそう
・「情熱」が強ければメキメキ上達する
・「情熱」を具体的な学習に落とし込む
・「英語が話せるようになりたい」理由を明確にする
できるだけ英語を聴く
できるだけ英語を発する
インプット→アウトプットを繰り返す
例え海外に住んでいても、英語が上達しない人がいる。英語の習得には時間がかかるので、情熱を持ち続けていくことが必要。
情熱を具体的な行動に帰るために、英語を話せるようになる目的を明確にする。「海外の大学に行きたい」「海外で暮らしたい」「海外で働きたい」「外国人の友達が欲しい」という目的がある場合、勉強方法はそれぞれ変わってくるので、まずは目的を決めることが大事。
具体的な学習方法は以下。
できるだけ英語を聴く:例えば自分の目的に合ったポッドキャストを注意深く聞くこと、空き時間をできるだけ英語を聴く時間に充てることで、リスニングの力を徐々に上げることができる。
できるだけ英語を発する:自分の目的に合わせたアウトプットの練習をする。例えば、外国で働きたい場合、その業界に特化した単語を用いて作文、自分でテーマを決めてプレゼンをしてみる。加えてシャドーイングを取り入れてスピーキングとリスニングの両方の能力を高める。
ある日突然英語が話せるようになることはなく、インプットとアウトプットを繰り返していくことで、英語が身につく。時にはやっていることが正しいのか不安になることもあるが、自分のやっていることが正しいと信じて継続すること。
英語圏の文化を理解する
「察しの文化」と「言葉の文化」
日本は「察しの文化」で声のトーンやボディランゲージで伝える情報量が多い、一方で英語やドイツは「言葉そのもの」の情報量が多い文化であり、「言わないと伝わらない」ことが前提となっている。日本などのハイコンテクストとドイツや英語などのローコンテクストがある。
英語圏で暮らす場合はローコンテクスト前提で、積極的に自分の考えを表に出さないと伝わらず、コミュニケーションの妨げになることもある。
以上、まとめでした。
この記事の筆者の方は英語圏で10年以上暮らしている方だそうです。実体験に基づく英語の上達方法がまとめられていますね。読んでいて「習うより慣れよ」の精神に近いものを感じました。周囲が英語環境であれば、英語の上達が早くなると思われがちだけど、そうではないと。恥を捨てて、積極的に学んでいくという姿勢が必要で、インプットで得た表現や単語を間違いを恐れずに使って、相手の反応を見て、修正してということを繰り返していくことで、英語が上達してきたということですね。
英語を話せるようになるには、長い時間が必要です。日本人の場合2200時間必要で、大卒の人であれば学校の勉強時間を差し引くと、1000時間の勉強時間が必要と言われています。1000時間と言うと、1日1時間で2.7年かかることになります。つまり継続することが大事で、そのためには「何のために英語を勉強するのか?」という目的意識がはっきりしていることが必要です。
日本の中にいる限り、英語を話さなければならない環境にはいないわけですから、強い目的意識がなければ長い間の学習を続けることは難しいです。自分がワクワクする目標を立てて、そのために勉強をすれば、イヤイヤやっているという意識が無くなり(軽くなり)続けやすくなります。
私自身は学生の頃、学校が格安で提供する英会話教室で会話を練習しました。平日は毎日40分、5~6人のグループでネイティブと会話するというものでした。計算してみると約500時間は日本国内に居ながら会話の時間を持てたということになります。もちろん40分ずっとしゃべり続けているわけではないですが、ネイティブの発音を聞きながら、自分も会話をするという状況で英語が上達しました。
アウトプットの練習の場として英会話教室は良いのですが、その前にしっかりとインプットが無いと始まらないというのが持論です。最低限の文法知識を理解した上で、どの語順で単語を置いていくかという文法の「型」を覚えてから会話を始めてみるのが良いと思います。
以上、 英語を話せるようになるためのコツをご紹介しました。
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