仕事で使える英語を身につけるにはどのようにしたら良いのか、元外交官の藤崎一郎氏の勧めている具体的な英語の学習方法について、私の考え、実体験も入れながらお伝えします。
まずは耳の訓練
話す、読む、書くは自分のスピードで行うことができますが、聞き取りだけは相手のスピードと語彙に合わせなければならないためです。
その訓練の為にYoutubeを活用します。
日本語が堪能な老夫婦にどのように日本語を学んだか聞くと、初めは字を一切見ずに、会話だけしたそうです。一通り簡単な語彙を覚えて(イス、ツクエ等)会話ができるようになってから、ひらがなを覚えたそうです。
耳の訓練に良いのは政治家のスピーチを繰り返し聞くことです。万人向けなので難しい単語は使わないし、ゆっくりなためです。
一応聞き取れるようになったら、今度は書き取りの練習をします。
オバマ大統領の字幕付きYoutubeです。演説でゆっくり喋っていますので、聞きやすいです。繰り返し聞いてみてください。
口、舌の訓練→瞬間作文の練習
用意しておいた文章を読み上げるのは簡単ですが、会話の中で賛成や反対を即座に言う必要がある場合には、反射的に言葉が出てくる必要があります。
つまり、実際に仕事のシーンを想定して、どんなことをしゃべる必要があるか日ごろから訓練しておく必要があるという事です。
口や舌の訓練というよりは、瞬間作文がどれだけできるようになっているかという事ですね。考えなくても出てくるフレーズをいくつも持っておくと対応できます。
ネイティブな発音でなくてもいい
インド人、シンガポール人、フランス人などの多くはかなりなまりの強い発音をします。しかし自分の英語に自信をもって話をしているので、発音が多少できなくても気にせずに話すことの方が大事です。
私も仕事でフランス人やインド人と会話をすることがありますが、個人差はありますがかなり独特な発音をします。フランス人は特にフランス語の発音をそのままで英語を発音する人もおり、最初は聞き取りがかなり難しかったですが、これも慣れるしかないです。
日本人もネイティブからすれば日本語なまりで話しているように聞こえるはずですが、あまり考えすぎない方が良いです。
仮にあなたが外国人と話すときに日本語の発音を気にしますか?
相手が片言の日本語でも、言っていることを理解しようとしますよね。
コミュニケーションの手段と割り切って、自分の発音は気にしすぎず、喋る内容をわかりやすく伝えることの方が大切です。
目の訓練
契約書を扱うような仕事をしている方は、1字1句間違えないように精読して理解する力が求められます。一方で、大量の文章を概略理解するために速読する力も必要となります。
英語の読む訓練は日々続けていないと、あっという間に読めなくなり、読むスピードも遅くなってしまうので、私の場合は、TOEIC対策でPart7を繰り返して読むことや、時にはBBCのニュースなどを読むようにしています。
以下、BBCのリンクです。
手の訓練
難しい文書を書くのではなく、簡潔に言いたいことをまとめて文章化できる能力が大事です。ネイティブではありませんので、できるだけ関係代名詞を使わずに短くします。
私も仕事で英語メールを書く時にはできるだけ簡略化して書くようにしています。
例えば
1.要件1つ目
2.要件2つ目
3.確認事項
のように、要件を分けて番号付けすることで誤解を防ぐようにしています。
一気に色々書くと、伝わらない可能性が高く、間違って伝わってしまうと、その後修正ためのやり取りが必要になり、時間もかかってしまうので、上記のようなまとめ方をしてメールを送るようにしています。
以上、仕事で使える英語を身につけるにはどのようにしたらよいかについて私の考え、経験も交えてご紹介しました。
あなたの英語力アップに役立ててください。
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